Oct 26, 2010
フロアコーティング業者の選定のポイントを維持すること
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【ロンドン笠原敏彦】リビアの反政府勢力「国民評議会」のマムード・シャマム報道官は29日、ロンドンで記者会見し、「カダフィ後」の政治プロセスについて「我々は暫定的な組織であり、新政府にはならない」と明言した。空爆開始後、欧米側で生じている「評議会とは何者なのか」との疑念の払拭(ふっしょく)に努めたものだ。
報道官は評議会のメンバー33人について「主要都市の組織で選ばれた人々で、カダフィ政権の元閣僚もいる。身の安全を図るため政府支配地域の代表の名前は公表していない」と説明。評議会は憲法制定までの役割を担うものだと語った。
欧米諸国では、反政府勢力の実態をめぐり疑念が払拭されていない。過激派の影響への懸念や、内戦の対立構図が「独裁政権対民主化勢力」ではなく「部族間対立」ではないのかという不信で、武器供与の是非論に影響する可能性もある。
北大西洋条約機構(NATO)のスタブリデス欧州連合軍最高司令官は29日、米上院で証言し、反政府勢力には国際テロ組織アルカイダやイスラム教シーア派組織ヒズボラなどの「影がちらつく」と発言。クリントン米国務長官は同日、ロンドンで評議会幹部のジブリル氏と会談した後、「彼ら(評議会)については理解が始まったばかりだ」と率直に語っている。
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【カイロ大前仁】リビア反体制派軍は29日までに北中部の政府側拠点シルトの攻略を試みたが失敗に終わり、今後の軍事作戦の成否を多国籍軍の支援に依存している実態を露呈した。一方で空爆を実施する欧米諸国の間では、装備で劣る反体制派側へのてこ入れをしなければ、リビア情勢を改善できないとの認識が広がり、兵器供与の解禁を検討する動きも浮上している。
反体制派は先週末までに北中部の諸都市を奪い、28日には最高実力者カダフィ大佐の出身地であるシルトに迫ったが、火力で勝る政府軍が反撃。反体制派側は29日朝までにビンジャワドまで押し戻された。30日にはラスラヌフも放棄し、さらに東方のアジュダビアまで後退した模様だ。
多国籍軍は27日夜と28日早朝にシルトの政府軍や軍施設を空爆。30日にもラスラヌフ付近で再開したと伝えられている。反体制派の兵士の間からは、指揮系統が整備されていない問題や、多国籍軍の空爆による側面支援が欠かせないとの指摘が相次いでいる。
多国籍軍参加国やアラブ諸国の外相らは29日にロンドンで開かれた国際会議に出席。リビア危機に対応するための関係国会合を設置し、カダフィ政権が国連安保理決議を完全に受け入れるまで軍事攻撃を継続することで一致。反体制派へ向けた兵器禁輸の解禁措置をめぐっては、クリントン米国務長官とジュペ仏外相が会議後の会見で、早急に検討する考えを表明した。
国連安保理が2月末に採択したリビア制裁決議1970では、兵器や弾薬、軍用車両などの輸出を原則的に禁じる一方で、決議に基づき設置される委員会が「承認」した場合に限り、輸出を認める例外規定も設けていた。リビアへの軍事行動を認めた安保理決議1973でも、同条項を履行するために「必要な手段を講じることができる」と明記している。
米仏はこの点に基づきながら、禁輸解禁を模索していく模様だ。一方、ラブロフ露外相は30日、反体制派への武器供与に反対する考えを表明した。
米政権内でも、禁輸解除については意見の相違が残っている。政権高官はニューヨーク・タイムズ紙に対し「(国際テロ組織の)アルカイダの存在も争点の一つ」と言及。反体制派がカダフィ政権の打倒に成功した場合でも、反米勢力が影響力を広げるような事態を警戒しているという。オバマ米大統領は29日に出演した米NBCの番組で「いかなる選択肢も排除していないが、何も(最終的な)決定はしていない」と述べた。
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反体制派民兵と政府軍が一進一退の攻防を続けるリビア北中部の都市ラスラヌフに、反体制派側が同地を放棄する前日の29日に入った。反体制派は28日には約200キロ西のシルトまで迫っていたが、政府軍に押し戻され、この日はラスラヌフ西方約50キロのビンジャワド郊外が戦場となっていた。これまで銃を持ったことすらない者が多い民兵は苦戦を強いられているが、Vサインを掲げながら前線へ向かっていた。
ラスラヌフにも、ひっきりなしに砲弾の破裂する重い響きが伝わってきた。機関銃などを積んだ民兵の車両が戦場の方向から戻ってくる横で、赤新月社などの救急車が前線へと全速力で走っていく。
ジーンズ姿のサラフさん(27)は「政府軍が二手に分かれて重火器で我々を挟み撃ちにした。負傷者、死者がたくさん出ている」と話す。サラフさんはその後、四輪駆動車の荷台に砲弾を積み込み、仲間たちと戦場へと戻っていった。
民兵たちは、ほとんどが東部出身の無職男性だ。ベンガジで銃などの武器をもらって駆けつけたという。「指揮系統なんかない。来たくてやって来た」と話す者が多い。
突然、至近距離で銃の連射音が響いた。若者が路肩の砂漠の地面に向かって自動小銃を試し撃ちしていたのだ。こうした無意味な発砲をする者が多く、極めて危険だ。
だが、木陰で休憩していたベンガジ出身の運転手ファラジ・ザルナウィさん(35)は、「見ず知らずの者同士が一緒に戦うことで、人々が助け合っていけるのだと実感している。腐敗体質から互いに人を信用できなくなっていたカダフィ時代を終わりにしたい」と語った。【ラスラヌフ(リビア北中部)で杉尾直哉】
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